【復帰後の悩み】私の分の仕事のしわ寄せが他の職員にいくことをどう考えればよい?

復帰に対するこんなお悩み

先日、復帰に対するこんなお悩みをお寄せいただきました。
(掲載のご許可をいただいています)

 

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1人目の子の復帰から2年ほど働いて2人目の子の育休中です。

その時からずっと悩んでいることは、子育てをしていてお休みをもらったり、早く帰宅しなければならなかったりすることで、独身、子育てをしていない教員に皺寄せがいくことです。

そういった陰口が自分の耳にも入ります。(言い方が悪くてすみません)

陰で言われるのも嫌でしたし、週に一回は主人にお願いして残業、土曜に出勤したりして何とか仕事をこなしていました。
正直、キャパを越えていて職場ではニコニコしていても家庭では主人や息子に当たってしまったり。。

残業した日の半分は同僚とのコミュニケーション時間です。それも本当に大事です。
しかし、前回の復帰の時は仕事に力を入れすぎてもう少し子供達との時間を増やしたいというのが本音です。

 

迷惑かけているのは100%こちらなんです。でも、いろいろと複雑な思いです。

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1回目の復帰の時も、ずいぶんと頑張ってこられたのですね!

にもかかわらず、イヤな想いをされてきたとあれば、今回の復帰が悩ましいお気持ちも分かります。

 

悩み

まずは問題を分けて考えよう

この問題、2つのお悩みが混在していませんか?

 

1つは、以前のように仕事に全力投球できなくなった(仕事にばかり時間を掛けられなくなった)ことへのジレンマ。

1つは、同僚・先輩から陰口を言われることへのストレス、心の持ち方について。

 

前者については、今はしかたないと割り切る潔さも大事です。

その上で「できなくてしかたない」と全てを諦めるのではなく、いかに勤務時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮するか、自分のスキルアップを図る方法を考えましょう。

 

・漏れががないようにひたすらメモを取る
・整理整頓を徹底し、探し物をしない、誰が見ても分かる仕事環境にする
・先を見通して、早め早めに段取りをする
・新たな視点でタスクを見直す(無駄時間・・・減らせるコト・なくせるコトはないか?)

など。まだできることはないですか?

付箋

特に、教員という仕事は、“児童・生徒のため”という大義名分の下、「時間をかけること」「たくさん仕事をすること」に価値を置く傾向があります(「生産性」って視点で物事を考えないですよね?)。

「少ない時間で質の良い仕事をする」という視点は、育休明けの方に限らず、これからの学校教育でも必要な考え方だと考えます(一旦外の世界に出たからこそ、そう実感しています!)。

ここが苦手な人は、私の講座を受けてくださいね!笑

その上で、後者のお悩みについてどう対処していくか、考えていきたいと思います。

 

迷惑!って言われないための配慮

おそらく、ご相談者の方も十分配慮した上でのお悩みとは思いますが、改めて確認を。

1.子どもの話ばかりしない

職場は、様々な環境に身を置いている人の集まりです。

当然、中には「他人の子どもの話ほど面白くないものはない」という方もいるでしょう。

子どものいる私でさえ、自分の子どもの話をずーっとしてくる方には引いてしまうこともあるほどですから(笑)。

 

たとえ、子どもの話題を振られたとしても、自分のことを長々話すのではなく

「○○さんはどうですか?」

と、相手に話してもらうようにするのもいいでしょう。

もちろん、全く子どもの話をしてはいけないわけではありません。

自分の状況を理解してもらうために、話しておく必要のあることもあります。バランスが大事ですね。

コミュニケーション

 

2.ホウレンソウをしっかりと

報告・連絡・相談、いわゆるホウレンソウは、仕事の基本。

育休明けの方は、いつも以上に心がける必要がありますね。

自分の分の仕事を頼むにしても、引き受けやすいように情報を共有しておくことは大事です。

少なくとも「私だけが知っている」「私がいないと回らない」ということがないようにしておきましょう。

 

ただし、ホウレンソウは相手の時間を奪うことにもなりかねません。

話しかけるタイミングも難しかったりしますね(私も、うまくタイミングが掴めず帰りそびれたことが何回あったことか・・・)。

 

私は、「これを見れば分かる」というノートを一冊用意しておき、仕事のペアの方に読んでいただくようにしていました。

方法は色々ありますが、「自分が逆の立場だったら引き継ぎやすいか」という視点で考えるといいと思います。

お願いするにしても、お願いのしかたに“相手への気遣い”が入るようにしたいものですね。

 

3.一にも二にも感謝・感謝・感謝!

やっぱり一番重要なのは感謝の気持ち。

相手に『伝わる』ようにするのが大事です。

 

仕事を代わってもらう、何かお願いする時に丁寧に対応するのはもちろん、代わってもらった後、してもらった後に気持ちを込めて言葉で伝える。

しばらく顔を合わせるチャンスがなさそうなら、とりあえずメモを置いておく。

 

仕事復帰準備セミナーを受講後、すでに現場に復帰されている方は

「かわいいメモ用紙と個包装のお菓子が必須アイテムになりました 笑」

とおっしゃっていました。

心遣い

 

最後は、「誰の」「何の」ために仕事をするか

やれるだけのことはやった!・・・それでも陰口を言う人はいるかもしれません。

そこを気にして、必要以上に残業したり、休日出勤したりして、今度は家族にしわ寄せがいく。

それではやるせませんね。

 

「陰口を言われないために」仕事をする

・・・では、どこまでやったら陰口を言われなくなるのでしょう。

言いたい人は、どこまでも言うかもしれません。

あなた以外の人のことも言っているかもしれません。

 

最後は、「誰の」「何の」ために仕事をするかだと思います。

あなたが一番大事にしたいことは何ですか?

 

雑音を気にして、一番大事にしたい「人」や「コト」にしわ寄せがいかないようにしたいですね。

 

また、子育て世代だけではなく、介護や自身の病気など、様々な理由で急に休んだりする人もいるでしょう。

そんな時に、気持ちよく仕事を引き受けられる人でありたいですね。

 

私は先輩から「恩返し」ではなく「恩送り」という言葉を教わりました。

自分に何かしてくれた人に感謝の気持ちを伝えることはもちろん必要ですが、その相手に同じことを「恩返し」として返すのは難しいかもしれません。

ですが、自分がしてもらって嬉しかった・助かったことを、今度は、自分ができるときに必要な相手にする。

それを「恩送り」と考えるんだそうです。

素敵な考え方ですね!

 

残念ながら、今の学校現場は、仕事量も膨大で、自分のことで精いっぱい!

他人のことを思いやる余裕が、一人一人にないのも現状なのでしょう。

 

ですが、あなた自身も職場環境を構成する「大事な一人」。

できることから環境を変えていきませんか?

あなたの発する一言が、誰かの気持ちを動かすかもしれませんよ。

 

終わりに

仕事の取り組み方も、周囲との関係もリセットするチャンスでもある育休明け。

貴方の復帰がスムーズにいきますよう、心より応援しております。

 

 

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