慣らし保育の朝のお別れをスムーズに!育休復帰前に知るべき5つのコツ
保育園入園に伴い始まるのが慣らし保育。
環境がガラッと変わるのは、職場復帰を迎えるママ(パパ)だけでなく、保育園に入園する子どもにとっても同じですね。
慣らし保育とは、保育園の滞在時間を徐々に延ばしていき、文字通り少しずつ保育園に慣らしていくためのもの。
できれば、職場復帰と入園時期をずらし、ママパパの心に余裕のある時に慣らし保育ができればベスト。
ですが、様々な事情から、職場復帰=慣らし保育スタート という方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
その場合、つい自分の職場復帰のことで精いっぱいになりがちに。
そこで、育休中に準備しておきたい慣らし保育期間の心構えについて、先輩の声も入れながらまとめてみました。
1. ナイショはNG!子どもに保育園のことを事前に伝えよう
かわいそうだから・・・と、前もって入園のことを伝えないのはNGです。
予告なく知らない人に預けられる、ママやパパがいつ帰ってくるか分からないって、そりゃあ子どもにとったら未知で恐怖ですよね。
まだお喋りできない子にも、保育園に行くことをちゃんと説明してあげましょう。
ちなみに、我が家の娘のエピソード。
1歳2か月の時に、私が病院に行く時に、おじいちゃん(私の父)に預けたときのこと。
いつもはメインで見てくれているおばあちゃんが帰省していたため、はじめておじいちゃんと1対1でのお留守番でした。
「ママはこういう理由でお出かけするから、おじいちゃんと○○で遊んで待っていてね」
と話して言ったところ・・・
オムツに“大”をしてしまった時に、トコトコトコ・・・とマザーズバッグまで歩き、オムツを出しておじいちゃんに差し出したのですって。
いつもそんなことしないのに!
多分、「おじいちゃんじゃ、あたしのおしりにきづいてくれないだろうな」
と危機感を持ったのかもしれませんね(笑)。
1歳児でも、大人が思っているより、分かっているのかもしれない!と思った出来事でした。
通う予定の保育園を見に行ったり、絵本を読んであげたりして気持ちの準備をしていきましょう。
先輩おススメ絵本
2. 朝のバタバタにも負けない!親が平常心でいることがポイント
登園初日は、大人もソワソワしがち。そうなってしまうと「あれ?ママ(パパ)がいつもと違う……」と子どもも不安になってしまいますね。
親が安心できない場所では子どもも安心できません。
自宅を出発する前からなるべくいつもと同じ雰囲気で過ごし、「保育園に行こうね!」と笑顔で楽しそうに伝えましょう。
3. 泣くのは当たり前!9割の子どもは泣くと心得よう
今までずっと一緒だったママやパパと離れるのだから、泣くのは当たり前。
むしろ、ママパパとの間にしっかりと愛着形成ができている証拠ともいえます。ママパパと一緒にいることが心地よく安心できるので、離れたくないという気持ちがあるということです。
そんな時は、一緒になって泣きたくなる気持ちをグッとこらえて、笑顔で
「ママ(パパ)もお仕事楽しんでくるから、○○ちゃんも楽しんでね!」
とサッパリ別れるのが◎。
先生と子どもが1対1になれば、あの手この手で愛着関係を築いてくれるはず。
プロを信頼しましょう!
4. 子どもとの「お別れの儀式」を決めよう
そうはいっても、心の中で淋しいのはママやパパも同じ。
・「バイバイ、ターッチ!」でハイタッチ
・「あくしゅでバイバイバイ」
・ぎゅーっと抱きしめてバイバイ など
お別れの小さな儀式があるとスムーズな子も。
保育士さんによると、特に2歳以上のお子さんに有効だそうですよ。
5. 笑顔でお迎えが一番!1日の終わりに安心感を与える
慣らし保育期間中は、お迎え時間も早いです。
特に慣らし保育と同時にお仕事復帰の方は大変だと思いますが、笑顔でお迎えしてあげてください。
「分離不安」とは、「大切な人やものが、見えないところに行ってしまうと、永遠に会えないのではないか・・・と感じてしまう」ことからくるものです。
ママやパパは必ず迎えに来てくれるんだということを経験から理解すれば、次第に泣かなくなるはず。
それまでは、繰り返しの経験が必要だと捉えましょう。
もし、送迎に実家のご両親やファミサポさんやシッターさんを頼む場合は、慣らし保育の前にその方々に慣れておく必要がありますね。
育休中にお試しで使って見る、相性を見てみる、何度かお願いして慣れていくという段階を踏んでおかれることをおススメします。
半年間泣いていた息子が保育士に
朝のお別れでどのぐらいの期間泣くかは、個人差が大きいと思います。
ちなみに、我が家の長男は、入園後半年間泣いていました(笑)。
そんな長男も、保育園大好きっ子に育ち、この春、保育士を目指して進学しました。現在は、大学で保育の勉強の傍ら、お世話になった保育園でアルバイトをしています。
朝大泣きしている我が子を見るのは、ママパパにとってもつらいことですが、必ずその時期は過ぎていきます。長い目で見ると親子の社会デビューの通過地点。
成長への一歩を登り始めたと思って、おおらかな気持ちで見守っていきましょう。
これから、復職&入園を迎える皆さんも、親子共に新生活に慣れますよう応援しています!