【育休復帰】実家からの「保育園の送迎やるよ!」の申し出に甘えるべきか否か?
育休からの仕事復帰が近づいてくると、
・保育園の送迎は誰がやる?
・子どもが熱を出した時の対応は?
・夫婦で対応できない時のサポートはどうする?
など、いよいよ具体的に復帰後の動きをイメージして、対策を立てていく必要がありますね。
両方あるいはどちらかの実家が近い場合、実家のサポートを受ける人も多いと思いますが、近いがゆえのこんな迷いの声も聞かれます。
もうすぐ復帰を控え、どの程度実家を頼っていいものか迷っています。
私の中では保育園送迎は朝も帰りも今まで通り、自分が頑張れば!と思ってしまう部分があります。 過去の復帰では、朝も夕も自分担当でした。
「平日迎えに行くよ〜」なんて言ってくれる親に頼っていいのかなと… 悪いし、毎日となると負担だし。 でも週1くらいなら頼んでもいいのかなぁ?頼んだ方が親孝行??? などと葛藤してます。
これは親とも話し合いでしょうか。 悪いなと思う気持ちが1番大きいです。
とても、共感できる!という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実家にどのぐらいサポートを頼むのか、頼むとしたらどんな点に気を付ければいいのかについて考えていきたいと思います。
1.自分がどうしたいのかを明らかにする
まず、「負担をかけるのは悪いな」とか、親が近くにいるのにファミサポなどを使ったら「親が気を悪くしないかな」ということを考え始めると、おそらく頭の中でグルグル回って結論が出ないでしょう。
こうした「相手がどう思うか」ということは、いったん横に置いておき、「自分はどうしたいのか」「何を一番優先したいのか」、そしてそれはなぜなのか 明らかにしてみましょう。
実家にお願いすることで、実質的な手としては助かったけれども、気を使い過ぎて疲れる、となると本末転倒ですからね。
・子どもの健康
・自分(夫)の仕事の時間確保
・自分(夫)の気持ちのラク
・夫婦としての連帯感を持つこと
・(義)両親の健康・生きがい
などなど、何を優先したいのかを、まずは考えてみます。
2.夫婦で相談する
次にすべきは、夫婦で方向性をすりあわせをすること。ご実家にお願いする前に、「夫婦としての意見」をまとめておきましょう。
もしも、どちらか一方が「できるだけ夫婦で協力してやっていきたい」と思っているのに、片方が「頼れるものは頼ればいいじゃん」というスタンスでいる場合、こんな声も聞かれます。
復帰後、夫側が忙しい妻を気遣って「今日はお迎えを親に頼んでおいたよー」という頻度が多くなり、モヤモヤすることが増えた。
またその逆で、妻側が自分の親を頼り過ぎてすっかり夫は蚊帳の外になり、親が体調不良や都合が悪くて見てもらえなくなった時に大変だった、など。
そうならないためにも、1で考えた自分の気持ちを伝えつつ、相手の考えも聞きながら、「家族として何を大事にしていきたいのか」という視点で話し合うとよいです。
あくまでも「自分たちの課題」として考えておきましょう。
3.実家の気持ちを確認する
その上で、仕事復帰するにあたって協力してほしい気持ちを伝えつつ、どんな想いでどの程度のサポートをする心構えでいてくれているのか確認しておきます。
中には、子どもや孫が頼ってくれることが生きがいで、毎日でもやってあげたいという親もいるでしょうし、自分たちもまだ仕事をしていて、「どうしてもの時に動く用意はあるよ」というニュアンスで申し出てくれている親もいるでしょう。
どのような気持ちからの申し出なのか、できれば知っておけたらいいですよね。
また、自分達の優先したいことを伝えつつも、「お父さんお母さんの健康あってのサポートなので、無理はしないでほしい。負担だと思ったら、遠慮なく言ってほしい」と伝えておくことも、長い目で見た時に大事なことだと思います。
4.誰か一人に負担のかかり過ぎない頻度・内容を話し合い、基本ラインを決めておく
最後に、「頼む基本ラインを決めておく」ということが、頼む方・頼まれる方、どちらにとっても大事なことです。
●〇曜日のお迎えと、急な発熱による早退の時
●△時を過ぎてしまう場合は、ご飯も食べさせてほしい
●学童の長男だけ、週1で実家に帰宅させてほしい
●習い事の送迎
など、お願いする可能性のあるタイミングや頻度について、両者で了解しておくことが必要です。
特に、お迎えをお願いする場合は、
●お迎え後の面倒は、実家で見るのか自宅で見てもらうのか(自宅で見てもらうと、子どもの負担は少ないですが、留守中に自宅に上がられることをパートナーが快く思わない場合もあるので注意!またその逆も。)
●引き取りが遅くなってしまった場合、お風呂や食事はどうするのか
などについても、具体的に決めておくとよいでしょう。
お互いの「よかれ」が相手の「よかれ」と違ってしまうのはもったいないことなので、頼る方も頼られる方も気持ちよくできる方法を一緒に見つけていきます。
まとめ
基本ラインを決めておくと、いちいち悩んだり、余計なことに気を使いすぎたりすることを減らすことができます。
とはいえ、子育てしながらの仕事は、突発的なことが起きたりして、急遽お願いすることもあるとは思います。
日頃からのコミュニケーションを図っておくことが大切ですね。
それは、育休中からもできることなのではないでしょうか。
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