常温or冷蔵?「粉物の開封後の保存方法」

小麦粉の保存

 

仕事復帰準備セミナーの受講生さんをサポートしているLINEグループで、こんな質問をいただきました。

「粉物の収納場所って、どこがベストですか?」

そういえば、毎年この質問をいただきます。そこで、小麦粉などの粉物の保存についてまとめておきたいと思います。

 

気をつけたいのは粉ダニ

粉物で気をつけなければいけないのは粉ダニです。

コナダニは条件が揃うとわずか1 – 2日の間に大量発生し、特に小麦粉にふくらし粉、調味料等を混ぜた、いわゆるミックス粉のほうが普通の小麦粉に比べて増えやすい傾向にある。 小麦粉などに発生した場合、外見上はダニの姿は認められず、ダニが発生するにつれて、粉とダニが入れ替わるような具合になる。 やがて粉の様子がおかしいことに気づき、よく見れば、粉がすべてうごめいているような有り様。 その頃には、ダニは粉からあふれて周囲を歩き回っていることもよくあり、気が付けば、壁や机の表面に粉が吹いたようで、しかもそれがうごめいているという、背筋が寒くなる光景になることも珍しくない。 もっとも、食品の被害を別にすれば、ダニそのものが人間を害することはない。 ただし、ダニアレルギーの原因になることはある。Wikipideia

目で見ても分かりにくいので、知らないうちに粉の中で虫が発生していることを想像すると、怖いですね。

 

粉物の保存方法ですが、調べたところ、サイトによって「冷蔵庫保存」「常温保存」と見解が異なっています。

 

小麦粉の開封後の保存方法

日清製粉さんによると、常温保存でいいそうです。

直射日光があたらず、極端に高温や湿気がたまりやすい場所でなければ、真夏でも常温での保管ができます。冷蔵庫での保管は、結露による固まりやカビの発生、冷蔵庫内のにおいがうつってしまうことがありますので、おすすめはしておりません。開封後は湿気や、虫害、においの移りを防ぐために、しっかり開け口を閉め、密閉できる容器に入れ、できるだけ早めに使い切りください。日清製粉

最も大事なのは、「密閉」されていることなのですね。

軽く輪ゴムやクリップで留めただけのものを見ることがよくありますが、粉ダニはほんの小さな隙間でも入り込みます。

パッキンのついた密閉できる容器を選ぶことをおススメします。中にシリカゲルなどの乾燥材を入れておくと尚安心ですね。

ちなみに、我が家で使っている容器は、フレッシュロックです。

フレッシュロック

 

 

共働きのお宅では、真夏の日中は長時間エアコンをかけずに留守にすることも多く、かなり室温が高くなることが予想されるので注意が必要ですね。

ライフスタイルや地域によっても条件は異なりますが、室温がかなり高くなる環境下にある場合は、冷蔵保存の方が望ましいです。

冷蔵保存する場合に懸念されるのが、冷蔵庫と室内の温度差。これにより、カビの原因になる結露が起こりやすくなると言われているからです。

冷蔵庫に保存する場合は、容器を長時間出しっぱなしにしないことが大切です。使う量だけ取り出して、すぐに冷蔵庫にしまうなど、工夫するとよいでしょう。

 

ちなみに我が家では、キッチンが高温になることもあることから、冷蔵保存にして使ったらすぐに戻すようにしています。

冷蔵庫粉物の収納

 

てんぷら粉・お好み焼き粉・ホットケーキミックスの開封後の保存方法

一方、てんぷら粉やお好み焼き粉、ホットケーキミックスなどの味付き粉モノは、でんぷんやたんぱく質、砂糖やうまみ成分が入っており、ダニのかっこうの餌になるので特に注意が必要です。

ホットケーキ

基本、開封後は使い切り。もし、開封後保存する場合は、密封して冷蔵保存が必須。できるだけ早く消費するようにしましょう。

大容量のものを購入すると、長期間保存することになり、リスクが高くなります。たとえ割高になったとしても、早いうちに使い切れる量を選ぶことも大事ですね。

 

まとめ

粉物の保存は、「湿気を避ける」「高温を避ける」「密閉する」ことがポイントとなります。

虫害の心配なく、調理時にも出し入れしやすい方法を見つけてくださいね!

 

 

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