【育休教員】復帰後、出産前と変わることは何?想定し備えておこう!
来年の4月に職場復帰を予定している教員の方は、そろそろ人事調書の提出や入園願書提出の時期。
まだ、復帰という現実を見ないようにしたいという気持ちがありながらも、否応なしに復帰へのカウントダウンが聞こえてきたのではないでしょうか。
さて、復帰後の生活や仕事の仕方は、出産前と比べてどのように変わるのでしょう?
「忙しくなりそう・・・」
「両立できるかな・・・」
という、“漠然とした”不安を持っているかもしれませんね。
特に、育休からの復帰が初めてという方は、なんとなく分かったつもりでも、なかなか具体的にはイメージしにくいものです。
復帰後、出産前との違いの一つ「子どもの発熱など突発的な休み・呼び出しの発生」について考えてみたいと思います。
保育園に入ると、切っても切れないのが子どもの病気。
育休中はほとんど熱を出さなかった我が家の子どもたちも、保育園入園とともにしょっちゅう熱を出していました。
息子に至っては、入園初年度の欠席日数60日!
もちろん、個人差はありますが、どうしても保育園生活の場合、風邪や感染性の病気に罹りやすいものです。
そして、そのときは急にやってきます!
そのための対応策を予め考えておきたいものです。
夫婦のどちらかが休む場合
昼間の呼び出しがあった場合どちらが主に対応するのか、休みが長引く場合どちらがどれだけ休むのか、いくつかのパターンを想定して夫婦で話し合っておくといいでしょう。
・基本的にはママ(パパ)が休む
→「休みが○日以上になったら、パパ(ママ)も休むことを検討」と目安を決めておく
・1日交替で休む
・半休(または時間休)を使ってどちらも少しずつ出勤する
もちろん、そのときのそれぞれの仕事状況にもよるでしょう。
毎週末、翌週の予定やお互いの仕事の状況を把握しておくことも重要です。
近くに頼める実家がある場合
近くに頼める実家がある場合は、おそらく最大限頼ることになる方も多いと思います。
幸い、私の場合も両実家が近く、何かと頼ってお願いしていました。
しかし、子どもを預けるとなると、食事の用意(場合によっては通院など)がセットでついてきます。
さらに、病気の子どもを看る、しかも連日となるとその負担は大きなものです。
確かに、なるべくクラスを空けたくない、自習にはしたくないという気持ちもありますが、なんでもかんでも実家だと、高齢の親には大きな負担がのしかかり、長続きしなくなることもあり得ます。
「発熱期はなるべく夫婦で看て、回復期は実家」
「インフルエンザやウィルス性胃腸炎などの感染症のときには自分たちが休む」
など、実家にお願いする際の基準も夫婦で話し合い、ご両親にも予め伝えておくとお互いの心の準備ができます。
第三者に頼む・各種サービスを利用する
実家が遠方などの理由から実家に頼れない場合、何かあった時にお願いできる場所(人)を確保しておくことが必要です。
・ファミリーサポート
・病児・病後児保育
・民間シッター
等、結果的に利用するしないは別として、登録だけはしておき、いつでも利用できる状況にしておくことは重要です。
病児・病後児の預かり可・不可も含めてリサーチしておきましょう。
シッターは、相性もあるので、復帰前にお試ししておくのもいいかもしれません。
また、病気時に関わらず、困ったときにちょこっとお願いできる近所の人や頼れるママ友を見つけておくのもいいですね。
地域・ご近所の方との交流がじっくりできるのも育休中ならではです。
自分がいつ休んでもいい準備を・・・
できればクラスを空けたくない、できるだけ自習にもしたくない。
それは私も同じでした。
しかし、そうせざるを得ないときもあります。
そんなときのための備えとして以下のことをしていました。
①教室環境を整え、「何」が「どこに」あるか分かるようにしておく。
→児童が自分たちで動ける。補教に入った先生にも分かりやすい。
②自習課題に使えそうなプリントなどの教材は多めに教室に準備しておく。
③「自習計画書」の用紙をコピーしておき、休むと決まった朝、自宅からスムーズにFAXで送れるようにしておく。
(メールの場合は書式データを用意しておく)
④ドリルや算数・国語の教科書は毎日家に持ち帰り、休むときの自習計画が家でも立てられるようにする。
⑤日頃からクラスの児童の様子を学年で共有しておく。
他にも、色々なアイディアがあると思います。
周りに育休からの復職経験者(先輩ママ)がいる方は、実際の体験談を聞いてみるのもいいですね。
11月開講予定の「育休教員のための仕事復帰準備セミナー」では、こうしたリスク管理や教員ならではのアイディア共有も行うことができます。
自分一人で「漠然とした不安」を抱えている方は、仲間と知恵を出し合い、一緒に備えをしませんか?
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