夫に「察してほしい」は無理?夫婦で家事分担するコツ

言えばやってくれるけれど、言わなくても動いてほしい!

先日の開催した「4つの整え質問会」。

そこでいただいたご相談をご紹介します。

 

「私一人で家事育児を頑張っている気がする。
夫も忙しいと思うと気を遣って、なかなか頼めない。
言えばやってくれるんだけど、言わなくても動いてほしい。」

わかるわかる~
という方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

夫の家事参加

 

「察してほしいは無理」という前提で考える

ここで注目すべきは、このご主人は「言えば動いてくれる」ってこと!

であるならば「察して動く」を求めてイライラするよりも、やってほしいことを伝える方が建設的ということになります。

 

以前、『話を聞かない男、地図が読めない女』という本が話題になりました。

いわゆる、“脳科学ブーム”の火付け役です。

この本では、男女でお互いの言動が理解できないのは、男性は男性脳、女性は女性脳という脳の仕組みが違うからということが指摘されました。

しかし、様々な研究によって、残念ながら男女で明確に脳の仕組みが違うとは言えないと言われるように。

 

とはいえ、現実的に男女のすれ違いが起こっているのは事実。

男女で何らかの違いがあることは、否定できません。

 

一つに、男性って「女性のテリトリーを侵してはいけない」と思っている場合も。

この感覚からくる「お任せ感」が、「夫は家事に関心がない」と妻に思わせてしまう要因の一つかもしれません。

そう考えると、残念ながら私たちの「忙しいアピール」は、無駄なエネルギーという事になります。

であるならば、尚更「察する」を求めるのではなく、やってほしいことを伝えていく必要がありますね。

 

「主体的に」参加するにはトレーニング期間が必要

例えば、我が家で言うとゴミ捨て。

テレワークが始まるまで、夫は全くの人任せだったのですが、今では市のゴミ分別アプリをインストールして「今日は○○ゴミだね」と言って出してくれるようになりました。

つまり、「主体的に」ゴミ捨てに参加するようになったわけです。

ここまでになるには

①「ごみを毎日忘れずに出すのって結構大変なんだー」と伝える

②「今日は○○ゴミの日だから集めてきて」と具体的に頼む
(これをしばらく継続。言えばやってくれるから自分でやるよりは助かる)

③毎日「ゴミ出し」というタスクが入ってくるので、朝のルーティンに組み入れるように自ら工夫をし出す

④私が言わなくてもやってくれる日が多くなる ←今ココ

最終的にアプリを入れてお知らせしてもらえば忘れないって工夫したみたい。

このように、段階を追って「ゴミ捨てへの意識」が高まったというわけです。

ゴミ捨て

 

大事なのは「伝える」というコミュニケーション

女性側からすると確かに

「一つ一つ言わなくちゃいけないの?キー!!!」

ってなる気持ちも分かります。

 

けれども、男性は感情優位に来られると、シャッターを下ろしてしまう傾向が。

理論的に理由もセットで伝えていくといいです。

 

「私は○○だから、こうしてくれたら助かる。」

「私はこうしてほしい」

「あなたはちっともやってくれない」よりも、「私は」を主語にして伝えるのがコツ。

 

「面倒だから、私がやってしまった方が早い」

という考えだと、何も変わらないかもしれませんよ。

 

「察してほしい」女性と「伝えてほしい」男性。

上手なコミュニケーションで、理解し合い、家事もスムーズに回るといいですね!

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