今年度の勤務終了!10年ぶりに学校現場に戻って分かったこと

10年ぶりに学校現場に戻ってわあったこと

 

今年度、10年ぶりに非常勤講師として学校現場に戻りました。

「『元』小学校教諭」を語るには、ブランクが空きすぎた教員という仕事。

育休中のみならず、現役の先生からのご相談も増えた今、コロナ禍でますます業務過多になっている現場を知った上でサポートしたい!と思ったのが理由です。

立場は、初任者の先生が一日研修に出かける日にクラスを預かり、授業を進めるお留守番先生(非常勤講師なので、兼業はもちろんOK)。

2~3日前に、担任の先生から当日の時間割を送っていただき、教材研究して当日を迎えます。

慣れない1学期は、5~6時間分の教材研究に丸一日かかったため、勤務日の前日は仕事を入れずに学校準備に充てて臨みました。

 

学校勤務開始の5月は、ちょうど「らくとらしさの基本講座」スタートと時期が重なりました。らら講座の打ち合わせやリハーサルという時間的な忙しさに加え、久々の学校勤務のプレッシャー。今振り返ると、かなり緊張の糸が張っていたなぁと思いました。

振り返ってみればあっという間の一年。月に1~2回ずつ、2校での勤務でしたが、先週両校ともに最終回を迎えました!

10年ぶりの学校勤務はドキドキでしたが、戻ってみて感じたことをまとめます。

黒板

1.先生方は温かい

浦島太郎状態の私は、何がどこにあるかさえ分からない中でのスタート。

当然、色々と同じ学年の先生にお尋ねしなければ始まらないことも。

忙しい業務の中、自分のことで精一杯のはずなのに、先生方皆さん温かいのです!

分からないことだらけの私に、嫌な顔一つせず教えてくださいました。

「こんなこと聞いたらどう思われるかな」「忙しいから迷惑だろうな」と遠慮し、分からないことを分からないままにすることは、時間を無駄にしたり、子どもたちにしわ寄せがいったりすることになります。

基本、先生って教えるの好きなんですよね。タイミングさえ配慮すれば、聞いてもいいんだって思いました。

質問

2. かけた時間の長さ=成果 ではない!

勤務の前日を教材研究に空けておいたとはいえ、​
子どもたちの満足度は、必ずしも教材研究にかけた『時間』に比例しないということを実感。

子どもたちが「一番印象に残っている」と言ってくれた授業は、ある日の算数。
振り返ってみると
◉具体物を使って、自分で考える時間があった
◉たくさんの解法が分かった(一つの形の面積の求め方が、計7つも!)
◉皆の意見を聞き合えた
◉クラス皆でお腹を抱えて笑う場面があった
という授業でした。

算数の授業

つまり、
★分かった!の実感
★認め合える安心感(違いは素晴らしい)
★感動がある(嬉しい・面白い・すごい! など)
を心掛けていけば、そこそこ児童生徒にとって満足度の高い授業になるということが言えるのではないかと。

それは、必ずしもたくさん時間をかけなくてもできるはず。事実、この時の授業も、子どもたちの意見を出しやすくするための図形を用意しましたが、準備時間としてはそんなにかかりませんでした。

子どもたちの満足度は、必ずしも教材研究にかけた『時間』に比例しない。

ここは、身をもって私のクライアントさんにお伝えしていけるかなと思います。

 

3. 子どもの本質は変わっていない!

実は、これが一番嬉しかったこと。

時代は変わっても、コロナ禍でも、子どもたちは楽しければ笑うし、自分のことを気に掛けてもらえれば嬉しいのです。
「よりよくなりたい」という気持ちを皆持っている。

変わったとしたら、子どもを取り巻く環境でしょう。それによる変化は確かにあり、難しさも感じるけれど、それでも子どもの本質は変わっていないということを確認できました。

子ども

4. 整理収納の力で、もっと時短の余地あり!​

これは、本当感じます。

私のような者が単発で入ったとしても、何がどこにあるか分かる。それは、ご本人にとっても仕事しやすい環境のはずです。

また、モノの配置を見える化したり、動線を考えた配置にしたりすることで、児童生徒のできることを増やし、教員のやることを減らしてくれます。

この辺を先生方に伝え、さらには実際に作業していくには、非常勤講師の勤務日だけでは無理なので、ぜひ、校内研修にも呼んでください(笑)。

教員一人ひとりが、整理収納を学ぶことで、効率化に繋げることができるということも知ってもらえたらと思っています。​

 

おわりに

​本気で向き合ったら、本気で返してくれた子どもたちでした。
今年ご縁をいただいた先生、そしてそのクラスの子どもたち、皆ありがとう♡

子どもからの手紙
​本業×非常勤講師。

いったん、外の世界に出た私だから伝えられることを現場に還元する。
そして、生の学校現場を知った上で、教員の皆様のサポートをする。

​​私にとってちょうどよいバランスです。

来年度も、この働き方を選択していきます!

 

 

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