卒業後のランドセル、どうする?我が家の場合
埼玉県所沢市、ママたちをラクすっきりにする 元小学校教師の整理収納アドバイザー
Sukkiri-Style 村田美智子です。
卒業シーズン真っ只中!
小学校卒業を迎えるお宅では、卒業後のランドセルをどうするかについて、考えていますか?
1.大切な思い出として「保管する」
6年間、お子様の学校生活をともに過ごしたランドセル。
思い出として、家で保管しておきたいという方も多いでしょう。
保管する場合は、しっかりとスペースを確保し、中学校で使う物とは別にしておきます。
注意点
・湿気やホコリに気をつけ、カビが生えないように注意します。定期的に陰干しをすることをお勧めします。
・素材によって保管方法が異なる場合もあります。説明書やメーカーに問い合わせるなどして確認しましょう。
2.リメイクする
思い出としてとっておきたいけれど、そのままだと大きくてスペースに困る!という方には、小物にリメイクするという方法も。
ミニチュアランドセルやお財布、ブックカバーやパスケースなど、形を変えて「活用する」小物に変身させます。
注意点
・革の劣化状態が激しい場合は、ランドセルをリメイクできない場合があります。注文前に確認しましょう。
・一つ一つ手作業で行うため、人気の工房では、長期間待たなくてはいけないところも。
また、料金も決して安くはないので、何にリメイクするかは、お子さんとしっかり相談されるとよいでしょう。
3.寄付する
つくりがしっかりしていて丈夫な日本のランドセルは、海外でも高く評価されています。
教育の機会に恵まれない子供の多い国の就学支援活動として、役目を終えたランドセルを寄付するという方法も。
注意点
・いくつもの団体が海外へ寄付するためにランドセルを募集しています。寄贈するには、海外への輸送経費を自己負担する場合が多いです。
寄贈にかかる金額も含め、各団体の寄付の方法を確認しておきましょう。
4.捨てる
本来の役目を終えたランドセル。とっておくスペースにも困るという場合は、思い切って捨てるのも一つです。
注意点
・捨てる場合も、親が勝手に捨てず、お子さんと相談し、納得のいく上で処分します。
処分の時期に配慮する(例:中学校生活に慣れてきた頃)、写真に収めてからなど、後悔しないようにすることが大事です。
・自治体の処分方法にしたがって処分します。分からない場合は、市役所やクリーンセンターに問い合わせましょう。
我が家では・・・
我が家では、一年前に息子が小学校を卒業しました。
卒業式前から親子で相談して出した結論は、「寄付する」でした。
息子に気持ちを聞いたところ
・小学校生活の思い出は他にもあるので、ランドセルそのものを取っておく必要はない
・お金をかけてまでリメイクする必要もない
・まだ使えるし十分きれいだから、捨てるのではなく、必要な人に使ってもらいたい
とのこと。
フリマアプリなどで売るという方法もありましたが、「どんな人が」「どんな目的で使うか」が、より分かる先へ届けたい、という本人の希望もあり、ジョイセフの「思い出ランドセルギフト」を利用することにしました。
海外輸送経費1,800円+横浜の倉庫までの送料=計約3,000円の自己負担でしたが、遠い海の向こうの子どもの就学に役立てられる・・・親も子も納得のいく手放し方ができました。
※各企業が、期間限定で【自己負担無料】で寄付の窓口受付をしてくれていることがあります。
タイミングが合えば、そのようなプロジェクトを利用してもいいですね!
いずれにしても、機会を逃さないようにするためにも、お子様とよく相談しておくことが必要です。
皆さんも、親子共に納得のいく方法を見つけてくださいね!